米最高裁、トランス軍人排除を容認 トランプ政権の方針が一時的に発効へ

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2025年5月6日、アメリカ連邦最高裁判所は、ドナルド・トランプ大統領が出したトランスジェンダーの軍人を排除する政策を、即時に実行できるようにする判断を下しました。この判断は暫定的な差止命令を解除するもので、今後の審理は継続されます。

情報元:
The Advocate, “BREAKING: Supreme Court allows Trump administration to enforce transgender military ban”, 2025年5月6日,
https://www.advocate.com/news/scotus-allows-trans-military-ban

ニュースをざっくり整理すると

今回の決定は、2025年3月に出された全国的な暫定差止命令を最高裁が一時的に解除したものです。

これにより、パフォーマンスや実績にかかわらず、すべてのトランスジェンダー軍人が除隊対象とされ、新たな入隊も認めないという厳しい方針が、即日実行されることになりました。実際に、60日以内の強制退役が命じられるケースもあり、多くの軍人が職を失う危険に直面しています。

原告側は、「この政策は軍の準備態勢とは無関係で、政治的偏見に基づいている」と主張しています。また、市民権団体や法曹関係者はこの決定を強く非難し、「これは合衆国憲法の平等保護に違反し、最終的には無効とされるべきだ」としています。

今回の出来事を受けて

この最高裁の判断は、「現在の法的判断が最終的な正義と一致するとは限らない」ことを改めて浮き彫りにしました。

市民団体や支援者たちは「心ない司法判断」としながらも、「あきらめずに法廷で闘い続ける」と明言しており、今後の訴訟の行方が改めて注目されます。

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